その他の方法も検討
求人検索と言えばハローワーク
就職・転職の際に用いる手段として代表的なもののひとつにハローワークがあります。他の求人サイトにはないローカルな情報を得ることもできるので、業種や職種にこだわらず幅広く探したい場合には利用してみて損はないでしょう。
ただし中小企業の求人が多いので、例えば大きな企業の支店などを考えている場合にはあまり向いている方法ではないかもしれません。また、地方の求人では農業などの第一次産業や第二次産業の求人が多いので、他の職種を希望している場合には、ハローワークで得られる情報だけでは物足りなく感じてしまうでしょう。しかし、タイミングや条件が揃えば希望の求人を見つけられる可能性も十分にありますので、他の方法と合わせて利用してみると良いかもしれません。
各自治体のサポートを利用する
都道府県や市町村が、Uターンをサポートする情報を発信している場合があります。支援制度の説明や、実際に応募可能な求人も見ることができるのでイメージが膨らみやすいでしょう。また、Uターン希望者のための説明会やフェアを開催している場合もあります。該当地域の企業から直接話を聞いたり質問をしたりできる貴重な場ですから、積極的に参加してみましょう。こういったサポートを行うための事務所を都会に置いている自治体もあるので、気になることがあれば足を運んでみるという手もあります。
Uターンには様々な理由があると思いますが、次に働く地域の範囲にある程度の選択肢を持てるのであれば、Uターンに関する各地域の情報がまとめられたサイトを利用するのがおすすめです。隣の自治体の情報も併せて確認したことで、通勤時間が少しだけ長くなるけれど希望の職種に就くことができた、というケースもあるかもしれません。
家族や友人の力を借りる
地元に暮らしている家族や友人に情報を聞いたり、人脈を利用した転職活動をするという方法もあります。いわゆる「ツテ」や「コネ」と呼ばれるものですが、地方は人とのつながりが濃いという特徴があるために有効な手段のひとつとなります。
全く知らない間柄ではない、ということから希望が伝えやすかったり、一般には求人を出していない仕事を紹介してもらえる可能性もあります。
ただし、そういった近しい関係性だからこそ生じる問題ややりにくさがあるのも事実です。せっかく紹介してもらった仕事をもし断ることになれば、丁寧な対応とその後のフォローが必要になります。入社した後に辞めたくなった場合にも、そう簡単に辞めるわけにはいきません。こういったデメリットも理解し、必ず自分の目でも職場の雰囲気などを確かめた上でツテ・コネを使うようにしましょう。距離感が近いということは、もし何かあったときには周りを巻き込んだ問題に発展しかねないという危険性も孕んでいるのです。