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介護のUターン情報局

介護Uターンする前に知っておきたい介護の職場

職場となる介護施設の種類


介護度の高い人が暮らす施設

特別養護老人ホームは、要介護度3以上の高齢者が暮らす施設です。同じくらい要介護度の高い人が利用する施設として介護老人保健施設がありますが、こちらの場合は一生そこで暮らすのではなく、自宅へ戻ることを目的としています。
どちらの場合も、利用者が自力で排泄や入浴を行うことが困難な状態であるため、介護職の仕事内容はハードになります。また、施設の規模が大きく、夜勤も月に4~5回あるため、若いうちに介護経験を積みたい人にはぴったりの職場です。
また、他の介護施設に比べてボーナスが高く、経済的なメリットもあります。

認知症の人が暮らす施設

グループホームは、認知症の高齢者が家族と離れて暮らす施設です。ほとんどの人が自力で排泄をすることができます。1ユニット9人しか利用者がいないので、施設としても小規模です。
普段、ご飯の支度や掃除などを利用者と職員が一緒に行うので、コミュニケーションが苦手な方は夜勤専門という働き方を選ぶのも良いでしょう。専門でなくても、通常月に4~5回ほど夜勤のシフトがあるようです。

質の高い介護が求められる民間施設

有料老人ホームは、民間の会社が経営する施設です。介護度は高い人と低い人が混在しており、入所費用が高いために他の施設よりも質の良い介護が求められます。
夜勤は月に4~5回です。経営母体によっては福利厚生が充実した施設もあり、スポーツジムの会費が安くなるなどの特典を受けることもできます。

自立した高齢者が住むアパート

サービス付き高齢者向け住宅は通称“サ高住”などと呼ばれ、基本的に自立した高齢者が住む集合住宅です。普段は外部の介護サービスを利用しているため、職員は個々の契約に基づいて入浴の手伝いや居室の掃除などを行います。
夜勤はありませんが、宿直を行う場合があります。強制ではありませんので、宿直手当や休日との兼ね合いなどを考慮した上で、あらかじめその扱いについて確認しておくことをおすすめします。

通いで利用するサービス

デイサービスは通所介護とも呼ばれ、利用者がそこで暮らすのではなく、自宅から週に数回通ってきて利用する介護サービスです。日帰りのため夜勤はなく、日曜を休みとしている施設がほとんどなので、育児など家庭の事情がある人にも働きやすい施設と言えるでしょう。
1日約20人程度の利用者と共にレクリエーションを行うことや、入浴の介助が主な仕事内容です。コミュニケーションをとることが好きな人にもぴったりの職場です。

自宅に伺って提供するサービス

訪問介護や訪問入浴は、その名の通り高齢者の自宅にヘルパーとして伺い介護サービスを提供します。主に食事の支度や掃除、入浴の介助などが仕事内容ですが、家事に近いサービスが多いため、定めに従ってヘルパーの仕事に含まれるものとそうでないものをしっかり分けて考えることが必要です。
基本的に夜勤はありませんが、夜間対応のヘルパーステーションの場合は就寝介助を行う場合があります。ポイントとして、時給が高いこととパートの割合が高いことが挙げられます。

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